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「ルーキー・オブ・ザ・イヤー in LOCAL 長野県大会」レポート

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10月12日、上田市の映画館「上田映劇」で行われた長野県後援イベント「ルーキー・オブ・ザ・イヤー in LOCAL 長野県大会」をレポートします。

「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」は、地域で働く29歳以下の若手社員=“ルーキー”の活躍にスポットを当て、働くロールモデルを皆で共有するイベントです。
全国大会は今年1月、宮崎県で初開催。来年1月には長野県で全国大会を予定しており、その県大会として行われました。最優秀者は、全国大会に出場します。

  • 最高のフェラビデオ会場の「上田映劇」はレトロな映画館
  • 最高のフェラビデオ司会進行は上田高校放送班が務めました

社内ではなく地域で若手を育てる時代に

基調講演では、リクルートワークス研究所主任研究員の古屋星斗さんが登壇。「なぜ、ルーキー・オブ・ザ・イヤー in LOCAL 長野県大会に地域の未来を感じるのか」と題してご講演いただきました。

最高のフェラビデオリクルートワークス研究所主任研究員の古屋星斗さん

ポイントは、「働き方改革」に続いて始まる「育て方改革」。職場環境の変化や管理職の労働負担の増大などから、「職場だけで育てない。職場の“外”をどう使うか」が鍵になると話します。職場の外での育成の例として、地域同期をつくるために商工会議所が開いている「合同入社式」や、若手社員向けのキャリアデザイン塾のほか、育成専門職についても紹介。そして、「ルーキー・オブ・ザ・イヤー in LOCAL」には、今の仕事を外から見る機会と、若手同士のつながりをつくり、切磋琢磨する場として、期待を寄せました。

7人のルーキーが熱くプレゼンテーション

プレゼンテーションには、県内各地のルーキー7人が参加しました。

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トップバッターは、長野證券株式会社営業本部の原山駆さん(2023年入社)。26歳でUターンした自身の働き方を「原山モデル」として紹介しました。地元で行われている祭りなどのイベントには「支える人」がいることに気付き、自分も長野の人のために働きたいと思ったことがきっかけ。地域について「調べる」「活動する」「体験や情報を共有する」ことで、「居心地の良い場所」になるという好循環が生まれたと言います。

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2人目は、有限会社ホテルさかえやサービス部署・マネージャーの市之瀬優さん(2018年入社)。料理の道を志して就職したものの、魚アレルギーが発覚し魚を調理することが困難に。その後、サービス部署に異動になります。人見知りで不安も大きかったと振り返りますが、お客様の声や周りのスタッフに支えられ、じゃらんの口コミ「接客・サービス」で最高点の5点を獲得。「さかえやを日本一やさしい会社にしたい」と力強く夢を語ります。

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3人目は、スポーツ・ローカル・アクト株式会社の鈴木夏さん(2024年入社)。この春に移住する前は、北海道でホタテ、鹿児島でブリを養殖。現在も畑作業や軍鶏の解体など、「食」を追求する姿勢を持ち続けています。現在、働いている「とうみ食堂」では、地産地消を目指したメニューを提供。一次産業と消費者をつなぐ架け橋となるよう日々奮闘しています。

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4人目は、長野県庁の森山佳祐さん(2017年入社)。「20%ルール(勤務時間の20%以内は本務所属の所管業務以外に充ててOK)」を活用し、コロナ禍以降の信州のこれからについて語り合う「信州これから会議」のファシリテーターへ立候補するなど、興味を持ったさまざまなことに挑戦しています。異動によって、20%で取り組んでいたことが現在は100%の業務になったそうで、「県庁職員=お堅い」というイメージを覆したいとのこと。

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5人目は、有限会社八幡屋礒五郎小売部の長谷川真希さん(2024年入社)。店舗を訪れた際に受けた接客がきっかけでアルバイトを始め、その後入社。今回の出場は、友人から話を聞いて「このお店で働くことが大好き!」という思いを伝えたいと自ら志願しました。日々の業務で「伝える」を実践。「お店での接客が毎日楽しくて仕方がない」と笑顔で語ります。

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6人目は、株式会社フォンスの戸口涼太郎さん(2022年入社)。飲食業の右も左も分からずに働き始めましたが、3年目となる今年からは、そば店「川上庵 せきれい橋店」のホール責任者に。サービス力・コミュニケーション力・長野商材の提案力という「3つの力」を高めるために尽力しています。今後は、事業の海外進出に携わることが目標だと力を込めます。

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そして最後は、シナノケンシ株式会社生産技術本部加工技術部の芝田悠真さん(2018年入社)。壇上でサウナハットを装着し、昨年6月に設立した「サウナ部」の活動について説明しました。設立当初は7人だった部員も現在は倍以上に。サウナには、年代や立場を越えて多様な人々を等しく包み込む効果があり、家庭でも職場でもない「第3の居場所」として活力の源となっていることを語りました。

会場には、応援に駆け付けた上司や同僚の皆さんの姿も。プレゼンを終えてほっとした表情のルーキーが笑顔で話す姿が印象的でした。

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結果発表!全国大会へ出場するのは…!?

共感賞には長谷川さん、ロールモデル賞には芝田さん、地域課題解決賞には鈴木さん、審査員特別賞には原山さん、森山さん、戸口さんが選ばれました。

そして栄えある大賞は、市之瀬さんです!

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「審査は本当に難しかった」という古屋さん。市之瀬さんは、「寄り道と近道、両方を経験している」ところが大賞の受賞につながったと話します。会場からは大きな拍手が送られました。

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木曽ヒノキで作った賞状を手に、受賞の喜びを語る市之瀬さん。「たくさん練習したが、本番はすごく緊張した」と振り返りつつ、今日、同じ舞台に立った6人のルーキーの思いと共に、全国大会でも大賞を目指すと意気込みました。

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実行委員長を務めた、主催する株式会社地元カンパニーの落合光平さんは、「認められることで大きな達成感を得られたと思う。ルーキーの晴れやかな顔が見られて良かった」と話します。落合さん自身も入社3年目のルーキー。共感する気持ちと応援する気持ち、両方を持ち合わせていたそうです。

全国大会は来年1月18日、会場は今回と同じ上田映劇です。11月11日まではルーキーのエントリーを受付中。落合さんは「ルーキーの思いを知る機会はまだまだ少ない。全国大会には、学生の皆さんや、企業の人事担当者などにも足を運んでもらえれば」と呼びかけます。

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ルーキー・オブ・ザ・イヤー in LOCAL

全国大会は2025年1月18日開催!
11月11日まではルーキーの参加者も受け付けています。
詳細はウェブサイトをチェック!
https://rookie-local.com/

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このページに関するご質問及びご意見は、長野県 産業労働部 労働雇用課 雇用対策係までご連絡ください。
電話:026-235-7201 FAX:026-235-7327
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